全切開
目次
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二重整形の術式の一つである「全切開」は「二重切開」とも呼ばれる二重施術です。目頭付近から目尻に向かって切開し、縫合で癒着させて二重ラインを作ります。デザインの自由度も高く、クッキリとした二重からナチュラルな二重まで作ることが可能です。
切開ラインは二重のラインと重なるため、傷跡として目立つことはありません。また、年齢を重ねることによる目元変化を考慮しなければ、半永久的に効果を持続させることが可能です。
また、全切開は、たるんだ皮膚や余分な眼輪筋などの除去施術と併用することが可能です。眼瞼下垂や目元が重たいことでお悩みの患者様には、全切開に眉下切開やROOF除去などを併用することで、スッキリとしたナチュラルな二重ラインを作ることもできます。
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How to
全切開の施術方法
全切開の施術を行う前に、まずは切開部分のデザインプランを立てます。デザインは二重ラインの仕上がりに大きく関わりますので、慎重に丁寧に行うことを心がけています。
デザインが終わり施術日になりましたら、局所麻酔をかけて施術開始です。出血量を抑えながら施術するために、当院では電気メスとRFナイフを使い分けます。たるみ取り施術も行う場合は、このタイミングで皮膚のたるみを除去します。
切開部分から脂肪が見えますので、まぶたが腫れぼったい方や奥二重の方の場合は、このタイミングで脂肪を除去します。全切開のみの場合は、脂肪の摘出はいたしません。
施術が終了しましたら、二重のラインがしっかりと出て傷跡が目立たないよう縫合していきます。
【ご注意】
施術当日は、まぶたの腫れが強いため、ご自身の運転による車での来院は避けてください。
施術から1週間後の抜糸までは、アイメイクやコンタクトレンズの使用はできません。
入浴や激しい運動、飲酒、喫煙は血行を促し腫れを悪化させる恐れがあるため、1週間は避けてください。
まつ毛のエクステンションやフェイスマッサージは、完成に近い1か月後まで避けてください。
Merit
全切開のメリット・デメリット
全切開のメリットとデメリットは、以下の通りです。
メリット
- 半永久的に効果が持続する
- まぶたが厚い方でもクッキリとした二重ラインを作ることができる
- 二重ラインのデザインの自由度が高い
- まぶたのたるみとり施術を併用できる
- まぶたの脂肪除去も併用してできる
- 眼瞼下垂の施術と併用できる
- 目頭切開・目尻切開と併用できる
- 埋没法のように元のまぶたに戻るリスクがない
デメリット
- 埋没法に比べてダウンタイムが長い
- 埋没法のように元に戻せない
- 医師の高い技術が必要
- 費用が埋没法よりも高くなりやすい
- 切開の傷がしばらく目立つ
Recommendation
全切開が向いている人
全切開が向いている人は以下の通りです。
- 半永久に二重を持続させたい方
- 幅が広い二重ラインを手に入れたい方
- まぶたが厚く埋没法では元の瞼に戻ってしまう方
- 厚いまぶたをスッキリさせて二重にしたい方
- 上瞼のたるみを改善してスッキリさせたい方
- 目を大きくしたい方
- クッキリ二重にしたい方
Difference
部分切開との違い
全切開と同様、切開による二重整形術に「部分切開」という術式があります。部分切開は全切開に比べて切開範囲が狭いため、ダウンタイムがその分短くて済むといったメリットがあります。また、部分切開は余分な皮膚の除去はしない点においても、全切開と異なります。部分切開は全切開とは異なり、まぶたが厚い方には適していません。まぶたが厚い方は、切開範囲が狭いと二重ラインがぼやける可能性が高いためです。
Feature
まぶたのクリニックの全切開の特徴
まぶたのクリニックでは、患者様に負担がかからないよう、止血しながらの施術を心がけています。状況に応じて電気メスとRFナイフを使い分けることで適切に止血しながら施術を行っています。また、独自の圧迫方法を駆使することによって、患者様のまぶたの負担を軽減できるよう努めております。
さらに、目元は人の印象をガラリと変えるため、デザインやシミュレーション、カウンセリングを重要視しております。患者様の明るい未来をお手伝いできるよう、シミュレーションやデザインを納得できるまで何度でも行いますので、ぜひご希望やお悩みをご相談くださいませ。
Faq
全切開のよくあるご質問
全切開法とはどのような手術ですか?
全切開法(全切開)は、まぶたを切開して二重のラインを形成する二重整形です。まぶたの余分な皮膚や脂肪を取り除くことができるため、理想通りの二重ラインを作ることができます。全切開は、半永久的な効果が期待でき、美しくはっきりとした二重ラインを得ることが可能です。また、まぶたが重い方や脂肪が多い方など、埋没法の施術が難しい場合でも、全切開であれば理想的な二重を実現することができます。
全切開法のダウンタイムはどのくらいですか?
全切開法のダウンタイムには、個人差がありますが、おおよそ1ヶ月前後です。術後1週間程度は腫れや内出血が出現しますが、徐々に改善していきますのでご安心ください。その後数ヶ月をかけて、美しい二重ラインに仕上がっていきます。
全切開法の手術後に痛みはありますか?
全切開法では、手術中は麻酔を使用するため、痛みを感じることはありません。術後は、麻酔が切れた後に軽い痛みや違和感を感じることがありますが、痛み止めを処方させていただきますのでご安心ください。また、通常、腫れや痛みは1週間ほどで徐々に軽減していきます。
全切開法の効果はどれくらい持続しますか?
全切開法は、まぶたを切開して二重を形成するため、効果は半永久的です。まぶたの状態や加齢による変化により、若干の変化が生じることはありますが、基本的には、一度形成された二重のラインが消えることはありません。そのため、半永久的に美しい二重ラインをキープしたいという方は、全切開による二重整形がおすすめです。
全切開法はどんな方におすすめですか?
全切開法は、まぶたが厚くて脂肪が多い方や、しっかりとした二重ラインを希望する方におすすめです。また、他の二重整形で満足な結果が得られなかった方(埋没法を受けたけどすぐに糸が外れてしまったなど)や、半永久的に二重ラインをキープしたいという方にもおすすめです。
全切開法の術後に気をつけるべきことはありますか?
全切開法の術後には、目元を強くこすったり、激しい運動を行うことは避けてください。また、術後しばらくはまぶたの腫れが続く場合もありますので、余裕をもって手術のスケジュールを調整いただくようお願いいたします。術後のケアや注意点については、医師から詳しくお伝えさせていただきますので、必ず医師の指示を守ってお過ごしいただきますようお願いいたします。
Doctor このページの監修医について
島田良浩 Yoshihiro Shimada
まぶたのクリニック 院長
経歴
略歴
- 金沢大学医学部卒業
- 厚生連高岡病院 臨床研修医
- 金沢大学附属病院 臨床研修医
- 金沢医科大学 形成外科 入局
- 公立能登総合病院 形成外科・美容外科
- 厚生連高岡病院 形成外科 医長
- 金沢医科大学 形成外科 助教
- 公立能登総合病院 形成外科・美容外科 診療科長
- eクリニック
- まぶたのクリニック
資格・専門医
- 日本形成外科学会専門医
- 乳房再建用エキスパンダー/インプラント実施医師
所属学会
- 日本形成外科学会
- 日本創傷外科学会
学会発表
- The 15th Japan-Korea Congress of Plastic and Reconstructive Surgery. ほか