読み:ちゅうせいしぼう
英語表記:Triglyceride
ラテン語語源:tri-(三つ)+glyceride(グリセリド)
カテゴリ:内科・美容・栄養学
略語:TG(略記)
中性脂肪の項目 | 中性脂肪の情報 |
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中性脂肪の 主な役割 | ⚪︎エネルギーの貯蔵 ⚪︎体温の維持 ⚪︎臓器の保護 |
中性脂肪の 主な影響 | ⚪︎肥満の原因 ⚪︎メタボリックシンドロームのリスク増加 |
中性脂肪の 主な測定方法 | ⚪︎血液検査による測定 ⚪︎空腹時の血液サンプルが必要 |
中性脂肪の 主な治療法 | ⚪︎食事療法 ⚪︎運動療法 ⚪︎生活習慣の改善 |
中性脂肪の 主な注意点 | ⚪︎経口摂取に注意 ⚪︎アルコール摂取の制限 |
中性脂肪の 主な関連疾患 | ⚪︎心血管疾患 ⚪︎2型糖尿病 |
中性脂肪とは、体内に蓄積されたエネルギー源としての脂肪であり、過剰になると肥満や急性膵炎などの疾患の原因となります。
中性脂肪は、体内で最も一般的な脂肪の形態であり、エネルギー源として貯蔵・体温保持・臓器の保護などの役割があります。
ただし、中性脂肪が過剰に蓄積されると、肥満・メタボリックシンドローム・急性膵炎のリスクが増加するため注意が必要です。
過剰な中性脂肪の主な治療法は、総摂取カロリーの制限などの食事療法・運動療法・生活習慣の改善などがあります。
特に、食事では、飽和脂肪酸(肉の脂身など)やトランス脂肪酸(マーガリンなど)を控え、不飽和脂肪酸(魚油、植物油)を適度に摂ることが推奨されています。
また、生活習慣の改善で効果が不十分な中性脂肪の場合、医師の判断により、薬物療法などが必要となることもあります。

自身の中性脂肪が気になる場合は、内科・循環器内科・肥満外来などへ相談し、必要であれば生活習慣指導を受けることを推奨します。
中性脂肪が体内で増えすぎると、健康診断で「脂質異常症」と診断されたり、お腹周りの脂肪がつき見た目の変化が起きる可能性が高いです。
もし、食生活や生活習慣が乱れがちで、体重増加や体のだるさを感じているなら、中性脂肪の蓄積が原因の一つかもしれません。
過剰な中性脂肪の蓄積による、生活習慣病のリスクを減らすためにも、一度医療機関で検査を受けることを推奨します。