中性脂肪

読み:ちゅうせいしぼう
英語表記:Triglyceride
ラテン語語源:tri-(三つ)+glyceride(グリセリド)
カテゴリ:内科・美容・栄養学
略語:TG(略記)

編集部

結論、中性脂肪とは、体内のエネルギー源として貯蔵される脂肪の一種です。過剰に増えすぎると、体脂肪として蓄えられ、肥満生活習慣病の原因となります。

中性脂肪の項目中性脂肪の情報
中性脂肪の
主な役割
⚪︎エネルギーの貯蔵
⚪︎体温の維持
⚪︎臓器の保護
中性脂肪の
主な影響
⚪︎肥満の原因
⚪︎メタボリックシンドロームのリスク増加
中性脂肪の
主な測定方法
⚪︎血液検査による測定
⚪︎空腹時の血液サンプルが必要
中性脂肪の
主な治療法
⚪︎食事療法
⚪︎運動療法
⚪︎生活習慣の改善
中性脂肪の
主な注意点
⚪︎経口摂取に注意
⚪︎アルコール摂取の制限
中性脂肪の
主な関連疾患
⚪︎心血管疾患
⚪︎2型糖尿病

中性脂肪とは、体内に蓄積されたエネルギー源としての脂肪であり、過剰になると肥満や急性膵炎などの疾患の原因となります。

中性脂肪は、体内で最も一般的な脂肪の形態であり、エネルギー源として貯蔵・体温保持・臓器の保護などの役割があります。

ただし、中性脂肪が過剰に蓄積されると、肥満・メタボリックシンドローム・急性膵炎のリスクが増加するため注意が必要です。

編集部

中性脂肪に基準値は、空腹時30〜149 mg/dLで、150mg/dL以上になると、脂質異常症と診断される可能性が高くなります。また、動脈硬化のリスクも同時に高くなります。

過剰な中性脂肪の主な治療法は、総摂取カロリーの制限などの食事療法・運動療法・生活習慣の改善などがあります。

特に、食事では、飽和脂肪酸(肉の脂身など)やトランス脂肪酸(マーガリンなど)を控え、不飽和脂肪酸(魚油、植物油)を適度に摂ることが推奨されています。

また、生活習慣の改善で効果が不十分な中性脂肪の場合、医師の判断により、薬物療法などが必要となることもあります。

編集部

自身の中性脂肪が気になる場合は、内科・循環器内科・肥満外来などへ相談し、必要であれば生活習慣指導を受けることを推奨します。

中性脂肪が体内で増えすぎると、健康診断で「脂質異常症」と診断されたり、お腹周りの脂肪がつき見た目の変化が起きる可能性が高いです。

もし、食生活や生活習慣が乱れがちで、体重増加や体のだるさを感じているなら、中性脂肪の蓄積が原因の一つかもしれません。

過剰な中性脂肪の蓄積による、生活習慣病のリスクを減らすためにも、一度医療機関で検査を受けることを推奨します。

まぶたのクリニック編集部
美容医療の知識を持ち、施術内容や患者の疑問点を分かりやすく伝えることを専門とする。カウンセリングや施術に関わる医療従事者としての視点から、美容整形に関する実際の体験談や正しい情報を提供。リスクや注意点についても正確に伝え、読者が安心して美容医療を選択できるようサポート。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する実務経験あり
  • 大手美容クリニックにて施術サポート業務担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
  • 患者目線の分かりやすいコラムを執筆
まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい
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