フォスファチジルコリン注射

読み:ふぉすふぁちじるこりんちゅうしゃ
英語表記:Phosphatidylcholine Injection
ラテン語語源:phosphatidyl-(リン酸)+choline(コリン)
カテゴリ:美容・抗肥満治療・注射治療
略語:なし

編集部

結論、フォスファチジルコリン注射とは、脂肪細胞膜を破壊する作用を持つ薬剤を注入し、部分的な脂肪除去を目指す脂肪溶解注射の一種です。

フォスファチ
ジルコリン注射の項目
フォスファチジルコリン注射
の情報
フォスファチ
ジルコリン注射の主な目的
⚪︎脂肪溶解
⚪︎局所的な脂肪減少を目的とする
フォスファチジルコリン注射
の主な成分
⚪︎フォスファチジルコリン
⚪︎デオキシコール酸
フォスファチジルコリン注射
の主な使用部位
⚪︎顎下
⚪︎腹部
⚪︎大腿部など局所的な脂肪が気になる部位
フォスファチジルコリン注射
の主な効果
⚪︎脂肪細胞の破壊
⚪︎脂肪組織の減少
フォスファチジルコリン注射
の主な副作用
⚪︎腫れ
⚪︎赤み
⚪︎痛み
⚪︎内出血
フォスファチジルコリン注射
の主な禁忌
⚪︎妊娠中
⚪︎授乳中
⚪︎特定のアレルギーを持つ患者

フォスファチジルコリン注射とは、脂肪の代謝を助けるために使用される注射で、特に脂肪の減少を目指す美容施術の一環として行われます。

フォスファチジルコリン注射の主成分である、大豆由来のレシチンから抽出されるフォスファチジルコリンは、脂肪細胞を破壊・分解・排出する作用があります。

編集部

さらに、脂肪溶解の作用があるデオキシコール酸も配合されているため、なかなか落ちにくい強固な脂肪除去が期待できるでしょう。

フォスファチジルコリン注射の主な使用部位は、局所的なセルライトや脂肪が気になる太ももやお腹・頬・フェイスライン・二の腕などです。

フォスファチジルコリン注射は、副作用として、腫れ・内出血・痛み・赤み・かゆみなどが起こる可能性がありますが、ほとんどの場合は数時間で自然に消失します。

編集部

また、大豆アレルギー・妊娠中・毛細血管障害や血管不全・免疫不全や自己免疫疾患などの方は、フォスファチジルコリン注射を受けられないので注意が必要です。

フォスファチジルコリン注射の一般的な施術時間は約10~30分程度で、2~3回程度の施術で効果を実感できることが多いです。

フォスファチジルコリン注射は、脂肪の分解を助ける効果が高いとされ、ダイエットや運動だけでは難しい特定の部位の脂肪やセルライトに対して、効率的な効果を得られる期待が持てます。

しかし、注射部位に軽い腫れや赤みのリスクもあるため、施術後に違和感を感じた場合は、その症状が一時的なものであるかどうかを確認するために医師に相談することが重要です。

フォスファチジルコリン注射を検討している場合は、事前に医師と相談し、適切な施術計画を立てることを推奨します。

まぶたのクリニック編集部
美容医療の知識を持ち、施術内容や患者の疑問点を分かりやすく伝えることを専門とする。カウンセリングや施術に関わる医療従事者としての視点から、美容整形に関する実際の体験談や正しい情報を提供。リスクや注意点についても正確に伝え、読者が安心して美容医療を選択できるようサポート。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する実務経験あり
  • 大手美容クリニックにて施術サポート業務担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
  • 患者目線の分かりやすいコラムを執筆
まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい
高橋 愛
幼少期から弟が慢性的な持病で悩んでおり、薬の正しい知識を学ぼうと考え、薬学部薬学科がある大学に入学。大学で薬学を学ぶ中で「薬は治療の道具であると同時に、使い方によっては健康を守る力にもなる」と実感し、さらに知識を深めたいという思いが強くなり薬剤師を志す。大学病院から調剤薬局を経て、現在は小規模病院にて勤務。医学的根拠に基づいたアドバイスを通じて、薬剤のリスク・健康への影響についても正確に伝え、読者が安心して美容医療に取り組めるよう当記事を監修しています。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する薬剤管理・カウンセリングの実務経験あり
  • 現場業務・カウンセリング・監修など幅広く担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
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