フェンテルミン/トピラマート合剤

読み:ふぇんてるみん/とぴらまーとごうざい
英語表記:Phentermine/Topiramate
ラテン語語源:なし
カテゴリ:内科・肥満治療・薬理学
略語:なし

編集部

結論、フェンテルミン/トピラマート合剤とは、食欲を抑制する成分と満腹感を促す成分を組み合わせることで、肥満症の治療に用いられる内服薬です。

フェンテルミン/
トピラマート合剤
の項目
フェンテルミン/
トピラマート合剤の情報
フェンテルミン/
トピラマート合剤の
主な使用目的
⚪︎肥満治療
⚪︎体重管理
フェンテルミン/
トピラマート合剤の
主成分
⚪︎フェンテルミン
⚪︎トピラマート
フェンテルミン/
トピラマート合剤の
主な作用機序
⚪︎食欲抑制
⚪︎代謝促進
フェンテルミン/
トピラマート合剤の
主な副作用
⚪︎口渇
⚪︎不眠
⚪︎頭痛
⚪︎めまい
フェンテルミン/
トピラマート合剤に
おける禁忌
⚪︎妊娠中
⚪︎緑内障
⚪︎甲状腺機能亢進症
フェンテルミン/
トピラマート合剤の
主な治療法
⚪︎医師の処方による経口投与

フェンテルミン/トピラマート合剤とは、肥満治療に用いられる薬で、食欲抑制効果を持つフェンテルミンと、てんかん治療薬であるトピラマートを組み合わせたものを指します。

フェンテルミン/トピラマート合剤は、過食症への有効性も示されており、過食の頻度の減少とともに過食による肥満の改善も得られることが報告されています。

フェンテルミンは、中枢神経刺激薬のような働きがあり、ノルアドレナリンやドーパミンの放出を促進し、食欲を抑制する効果が期待できるものです。

抗てんかん薬・片頭痛薬であるトピラマートは、満腹感を促進し、食欲を減退させる作用もあり、甘いものへの渇望を抑える効果も報告されています。

編集部

フェンテルミン/トピラマート合剤は、クリニックで処方を受ける場合でも自費診療となります。

フェンテルミン/トピラマート合剤には、認知機能障害(思考力・集中力の低下など)や味覚の変化・しびれめまい・吐き気・疲労感などのリスクがあります。

認知機能障害は学業や仕事の効率に影響を及ぼす可能性や、味覚の変化は食の楽しみを減少させ、食欲不振につながることもあるでしょう。

また、フェンテルミン/トピラマート合剤の禁忌は、緑内障・甲状腺機能亢進症・妊娠中または妊娠している可能性のある方などが含まれます。

フェンテルミン/トピラマート合剤は、体重管理に役立つ可能性が高い薬剤で、多くの場合、食欲抑制や代謝促進を通じて体重減少をサポートすることが期待されます。

編集部

ただし、頭痛や口の渇き、めまいなどの副作用が現れることもあるため、症状に気づいた際には使用を中止し、医師に相談することが重要です。

フェンテルミン/トピラマート合剤の使用を検討する際は、現在の健康状態や服用中の薬について医師と十分に相談し、適切な情報に基づいて判断することを推奨します。

まぶたのクリニック編集部
美容医療の知識を持ち、施術内容や患者の疑問点を分かりやすく伝えることを専門とする。カウンセリングや施術に関わる医療従事者としての視点から、美容整形に関する実際の体験談や正しい情報を提供。リスクや注意点についても正確に伝え、読者が安心して美容医療を選択できるようサポート。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する実務経験あり
  • 大手美容クリニックにて施術サポート業務担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
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まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい
高橋 愛
幼少期から弟が慢性的な持病で悩んでおり、薬の正しい知識を学ぼうと考え、薬学部薬学科がある大学に入学。大学で薬学を学ぶ中で「薬は治療の道具であると同時に、使い方によっては健康を守る力にもなる」と実感し、さらに知識を深めたいという思いが強くなり薬剤師を志す。大学病院から調剤薬局を経て、現在は小規模病院にて勤務。医学的根拠に基づいたアドバイスを通じて、薬剤のリスク・健康への影響についても正確に伝え、読者が安心して美容医療に取り組めるよう当記事を監修しています。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する薬剤管理・カウンセリングの実務経験あり
  • 現場業務・カウンセリング・監修など幅広く担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
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