読み:しぼうかん(えぬえーえふえるでぃー)
英語表記:Non-Alcoholic Fatty Liver Disease
ラテン語語源:なし
カテゴリ:消化器内科・肝臓内科・内科
略語:NAFLD

結論、脂肪肝(NAFLD)とは、過剰な脂肪が肝臓に蓄積することで生じる病態で、主に肥満や糖尿病が原因となり、初期には自覚症状がほとんどないものの、進行すると肝機能の低下を招く可能性があります。
脂肪肝(NAFLD)の項目 | 脂肪肝(NAFLD)の情報 |
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脂肪肝(NAFLD)の 主な症状 | ⚪︎無症状が多い ⚪︎倦怠感 ⚪︎右上腹部の不快感 |
脂肪肝(NAFLD)の 主なリスク因子 | ⚪︎肥満 ⚪︎糖尿病 ⚪︎高脂血症 |
脂肪肝(NAFLD)の 診断方法 | ⚪︎血液検査 ⚪︎超音波検査 ⚪︎肝生検 |
脂肪肝(NAFLD)の 主な治療法 | ⚪︎生活習慣の改善 ⚪︎体重管理 ⚪︎薬物療法 |
脂肪肝(NAFLD)の 主な合併症 | ⚪︎肝硬変 ⚪︎肝癌 ⚪︎心血管疾患 |
脂肪肝(NAFLD)の 予防策 | ⚪︎健康的な食事 ⚪︎定期的な運動 ⚪︎適正体重の維持 |

肥満やインスリン抵抗性を高める生活習慣が引き金となり、脂肪肝は発症します。
糖質や脂質の多い食事・過食・ストレスの多い生活が続くと、肝臓に脂肪が蓄積しやすくなります。
脂肪肝は無症状のことが多いですが、慢性的な疲労感や集中力の低下を感じる方がいる点も特徴的です。
とくに、体重の増加やお腹まわりの膨満感、服がきつくなる変化が脂肪肝のサインとして現れる場合もあります。

脂肪肝のリスク評価にはFIB-4スコアなどの指標が用いられ、数値に応じて医師による経過観察や検査を勧められることがあります。
脂肪肝の診療は消化器内科や肝臓内科が中心で、食事・運動による改善や、状況により医師の判断で薬剤や手術が選択肢となることもあります。
日常生活で倦怠感や右上腹部の不快感を感じることがある場合、脂肪肝の兆候である可能性があります。
このような症状を感じたら、早めに医師の診察を受けることが症状の進行を防ぐ助けになるかもしれません。
なお、減量は脂肪肝の改善に寄与するとされていますが、急激な減量は健康に影響を与える可能性があるため、医師の指導のもとで行うことが推奨されます。