読み:けとじぇにっくだいえっと
英語表記:Ketogenic Diet
ラテン語語源:keto-(ケトン体)+genic(生成する)
カテゴリ:栄養学・ダイエット・代謝
略語:KD

結論、ケトジェニックダイエットとは、糖質の摂取量を極端に制限し、その代わりに脂質を多く摂ることで、体を「ケトーシス」という状態になることを目指す食事法です。
ケトジェニック ダイエットの項目 | ケトジェニックダイエットの情報 |
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ケトジェニック ダイエットの主な目的 | ⚪︎低炭水化物・脂肪の摂取により体脂肪を減らす |
ケトジェニック ダイエットの 主なメカニズム | ⚪︎炭水化物の摂取を制限し、脂肪をケトン体に変換してエネルギーとして利用 |
ケトジェニック ダイエットの主な特徴 | ⚪︎高脂肪 ⚪︎中タンパク質 ⚪︎低炭水化物の食事構成 |
ケトジェニック ダイエットの主な効果 | ⚪︎体重減少 ⚪︎血糖値の安定化 ⚪︎インスリン感受性の改善 |
ケトジェニック ダイエットの 主な注意点 | ⚪︎栄養バランスの欠如 ⚪︎長期的な持続に注意 ⚪︎個別の健康状態に配慮 |
ケトジェニック ダイエットの 主な食品例 | ⚪︎肉類 ⚪︎魚介類 ⚪︎卵 ⚪︎乳製品 ⚪︎ナッツ ⚪︎健康的な油脂 |
ケトジェニックダイエットとは、炭水化物の摂取を極端に制限し、脂肪を主要なエネルギー源とすることによって体内でケトン体を生成し、体脂肪の減少を図る食事療法です。
ケトジェニックダイエットは、脂肪を主なエネルギー源とする食事法で、体重管理や血糖値のコントロール、一部の疾患の管理に応用されることがあります。
美容目的におけるケトジェニックダイエットは、体脂肪を効率よく燃焼させ、体重減少や肌荒れの改善、アンチエイジングなどの効果が期待できます。

また、アルツハイマー病・がん・多嚢胞性卵巣症候群など、一部疾患への応用が研究中です。
体が糖質から脂質を主なエネルギー源に切り替える移行期間である導入期には、頭痛・倦怠感・吐き気・めまい・集中力の低下・筋肉のけいれんなどのリスクが考えられます。
ケトジェニックダイエットで推奨される食品は、肉類(脂身の多い部位)・全卵・ナッツ類・アボカド・良質な油(MCTオイルなど)・一部の乳製品(チーズなど)などがあります。

さらに、低炭水化物野菜(ブロッコリーなどの食物繊維が豊富な野菜)や海藻類・きのこ類なども推奨されています。
一方で、ケトジェニックダイエットで制限される食品は、炭水化物・芋類・果物・砂糖・甘味料・豆類・根菜類などがあります。
ケトジェニックダイエットによる、極端な糖質制限は、便秘や体調不良の原因になることがあるため、食物繊維を意識して摂取し、水分補給も十分に行うようにしましょう。

また、ケトジェニックダイエットは、体質によって合う合わないがあり、健康状態を考慮し、医師や専門家と相談してから始めることが重要です。
ケトーシスの深度は、尿ケトン体試験紙・血中ケトン体(β-ヒドロキシ酪酸)測定などを用いることで、判断することができます。
ケトジェニックダイエットは、炭水化物を極端に低く抑え、脂肪を主なエネルギー源とする食事法で、体重減少やエネルギーレベルの向上につながる可能性があります。
しかし、厳格な糖質制限を試していて、頭痛やだるさ、集中力の低下を感じる場合、「ケトフルー」と呼ばれる症状が出ている可能性が高いです。
ケトフルーは、エネルギー源を糖質から脂質へと切り替える際に一時的に起こることがありますが、一方で、自己流での無理な実践は健康リスクを伴う可能性もあります。