脂肪酸

読み:しぼうさん
英語表記:Fatty Acid
ラテン語語源:脂肪(fat)+酸(acidus)
カテゴリ:栄養学・美容・医学
略語:なし

編集部

結論、脂肪酸とは、炭素、水素、酸素から構成される有機化合物で、脂質の主要な構成要素です。エネルギー源として利用されたり、細胞膜やホルモンの材料になったりする有機酸の一種です。

脂肪酸の項目脂肪酸の情報
脂肪酸の
主な種類
⚪︎飽和脂肪酸
⚪︎不飽和脂肪酸
⚪︎トランス脂肪酸
脂肪酸の
主な役割
⚪︎エネルギー源
⚪︎細胞膜構成成分
⚪︎ホルモンの前駆体
脂肪酸の
主な治療法
⚪︎食事療法⚪︎運動療法
⚪︎薬物療法(リパーゼ阻害薬)
脂肪酸の
体内での代謝
⚪︎β酸化によるエネルギー生成
⚪︎ケトン体の生成
脂肪酸の
美容への影響
⚪︎皮膚の健康維持
⚪︎抗炎症効果⚪︎保湿作用
脂肪酸の
主な供給源
⚪︎魚油
⚪︎ナッツ
⚪︎植物油

脂肪酸とは、脂質の主要な構成要素であり、エネルギー源・細胞膜の構成成分・ホルモンや生理活性物質の材料など、様々な役割を担っています。

脂肪酸には、常温で固形化する動物性脂肪などに含まれる飽和脂肪酸と常温で液体化する植物油・亜麻仁油・青魚などに含まれる不飽和脂肪酸に分けられます。

また、マーガリン・ショートニング・ファストフード・加工食品に多く含まれるトランス脂肪酸もあります。

編集部

脂肪酸は、体内のブドウ糖が不足すると、β酸化することで、エネルギー源となるケトン体を生成する役割があります。

飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の過剰摂取は、心血管疾患のリスクを高めたり、肥満や生活習慣病の原因となる可能性があります。

一方で、不飽和脂肪酸は、動脈硬化や心血管疾患のリスクの低減や炎症を抑制したり、脳の機能を活性化させる効果が報告されています。

編集部

また、脂肪酸のオメガ3とオメガ6などは、皮膚の健康維持・炎症抑制・保湿作用など、美容的な効果も期待できるため、肌トラブルにお悩みの方はバランスよく摂取することを推奨します。

脂肪酸のバランスが乱れると、「肌の乾燥が気になる」「アレルギー症状が悪化しやすい」といった、日常の体の変化に影響を与える可能性があります。

アレルギー症状の悪化や身体のだるさなどが続く場合、不飽和脂肪酸が不足していたり、飽和脂肪酸を摂りすぎていることが原因の一つかもしれません。

脂肪酸のバランスの乱れによる体調不良は、自身の食生活と体調を見直し、多様な種類の脂肪酸をバランス良く摂取することを推奨します。

まぶたのクリニック編集部
美容医療の知識を持ち、施術内容や患者の疑問点を分かりやすく伝えることを専門とする。カウンセリングや施術に関わる医療従事者としての視点から、美容整形に関する実際の体験談や正しい情報を提供。リスクや注意点についても正確に伝え、読者が安心して美容医療を選択できるようサポート。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する実務経験あり
  • 大手美容クリニックにて施術サポート業務担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
  • 患者目線の分かりやすいコラムを執筆
まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい
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