脂肪溶解注射

読み:しぼうようかいちゅうしゃ
英語表記:Fat Dissolving Injection
ラテン語語源:adipo-(脂肪)+lysis(溶解)
カテゴリ:美容外科・皮膚科・非侵襲的治療
略語:なし

編集部

結論、脂肪溶解注射とは、脂肪細胞を破壊・溶解する薬剤を、気になる部位に注射することで、部分痩せを目指す痩身施術です。

脂肪溶解注射の項目脂肪溶解注射の情報
脂肪溶解注射の
主な目的
⚪︎部分的な脂肪の減少を目的とする
脂肪溶解注射の
主な成分
⚪︎デオキシコール酸
⚪︎フォスファチジルコリン
脂肪溶解注射の
主な効果
⚪︎脂肪細胞の破壊
⚪︎体積の減少
脂肪溶解注射の
主な副作用
⚪︎腫れ
⚪︎赤み
⚪︎痛み
脂肪溶解注射の
対象部位
⚪︎顔
⚪︎腹部
⚪︎大腿部などの局所的な脂肪
脂肪溶解注射の
主な禁忌
⚪︎妊娠中
⚪︎授乳中
⚪︎特定のアレルギー反応を持つ方

脂肪溶解注射とは、特定の部位に注射することで、脂肪細胞を減少させる非手術的な美容治療法を指します。

脂肪溶解注射は、体質や遺伝により脂肪が付きやすい方や、ダイエットでは落ちにく部分の脂肪で悩んでいる方に向いている治療法だといえます。

脂肪溶解注射の主成分は、脂肪細胞を破壊し、分解・排出を促す働きがある、デオキシコール酸とフォスファチジルコリンです。

編集部

脂肪溶解注射は、面積の広い腹部や太ももなどの部位はもちろん、二の腕やフェイスラインなども施術可能です。

脂肪溶解注射の施術後は、腫れ・痛み・内出血などの、ダウンタイムが表れる可能性がありますが、数日~1週間程度で消失することがほとんどです。

また、妊娠中・授乳中・特定のアレルギー反応を持つ方・自己免疫疾患などの疾患を持つ方は、脂肪溶解注射は禁忌となり受けられません。

編集部

脂肪溶解注射は、注射部位の脂肪量によりますが、一般的に3~6回程度の施術で効果を実感することが多いといえます。

脂肪溶解注射は、日常生活で気になる二重あごや顔のたるみ、特定の部位の脂肪に対して、メスを使わずに部分的なボディライン改善ができる可能性が高いです。

また、注射部位に腫れや痛みが生じることがあるため、施術後は注射部にストレスかからないように注意し、経過を観察することが重要です。

編集部

もし注射後に違和感を感じた場合は、早めに医師に相談しましょう。一人で悩むよりも、安全を確保するために有効です。

脂肪溶解注射は、専門的な知識が必要な治療であるため、カウンセリングで、施術のリスクや効果について十分に理解することを推奨します。

まぶたのクリニック編集部
美容医療の知識を持ち、施術内容や患者の疑問点を分かりやすく伝えることを専門とする。カウンセリングや施術に関わる医療従事者としての視点から、美容整形に関する実際の体験談や正しい情報を提供。リスクや注意点についても正確に伝え、読者が安心して美容医療を選択できるようサポート。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する実務経験あり
  • 大手美容クリニックにて施術サポート業務担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
  • 患者目線の分かりやすいコラムを執筆
まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい
高橋 愛
幼少期から弟が慢性的な持病で悩んでおり、薬の正しい知識を学ぼうと考え、薬学部薬学科がある大学に入学。大学で薬学を学ぶ中で「薬は治療の道具であると同時に、使い方によっては健康を守る力にもなる」と実感し、さらに知識を深めたいという思いが強くなり薬剤師を志す。大学病院から調剤薬局を経て、現在は小規模病院にて勤務。医学的根拠に基づいたアドバイスを通じて、薬剤のリスク・健康への影響についても正確に伝え、読者が安心して美容医療に取り組めるよう当記事を監修しています。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する薬剤管理・カウンセリングの実務経験あり
  • 現場業務・カウンセリング・監修など幅広く担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
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