読み:まいくろにーどる
英語表記:Microneedle
ラテン語語源:micro-(小さい)+needle(針)
カテゴリ:美容皮膚科・皮膚科・医療機器
略語:MN(医療用略記)

結論、マイクロニードルとは、直径や長さが1㎜未満の極細の針で、皮膚に微小な孔を開け、肌の修復作用を促したり、薬剤を浸透したりする美容目的の治療法です。
項目 | 情報 |
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マイクロニードルの 主な美容適応 | ⚪︎ニキビ瘢痕⚪︎小ジワ⚪︎毛穴開大 ⚪︎肌質粗さ⚪︎ストレッチマーク ⚪︎妊娠線⚪︎色素不均一 |
マイクロニードルの 針長・深度分類 | ⚪︎0.25〜3 mm可変針長 ⚪︎瘢痕治療は 1.5〜2 mm使用例多 ⚪︎深度は部位⚪︎症状で調整 |
マイクロニードルの 効果メカニズム | ⚪︎微細損傷 →創傷治癒カスケード誘発 ⚪︎線維芽細胞活性化 ⚪︎コラーゲン /エラスチン増生 ⚪︎新生血管形成で弾力改善 |
マイクロニードルの ダウンタイム ・副作用 | ⚪︎紅斑⚪︎腫脹⚪︎痛み ⚪︎浮腫は数日以内軽快 ⚪︎平均回復48 h⚪︎赤み消退例 ⚪︎稀にPIH⚪︎感染⚪︎瘢痕報告 |
マイクロニードルの 治療回数・間隔 | ⚪︎3〜6回施術⚪︎4週間隔が目安 ⚪︎軽症3回⚪︎重症6回以上推奨 ⚪︎メンテナンスは6ヶ月毎目安 |
マイクロニードルの 主な禁忌 | ⚪︎活動性皮膚感染⚪︎炎症 ⚪︎金属インプラント ⚪︎ペースメーカー ⚪︎抗凝固療法⚪︎出血傾向 ⚪︎ケロイド体質⚪︎創傷治癒障害 |
マイクロニードルとは、極細な針で皮膚に極小の穴を開けて、肌の自己修復機能を刺激・美容成分の浸透により、肌質改善を目指す治療法の一種です。
マイクロニードルは、加齢や紫外線などの後天性で起きる、肌のハリ・弾力低下・毛穴の開き・ニキビ跡・小ジワなどに有効的です。

マイクロニードルは、皮膚深層の細胞を活性化ることにより、ターンオーバー・コラーゲン・エラスチンの生成を促進します。
自己修復力による自然治療なので、副作用や痛みが少なく受けられる特長があります。
しかし、体質によっては、マイクロニードルを受けた後に、赤み、腫れ、かさぶた、内出血などの症状が一時的に発症することがあるので、気になる方は専門医に相談することを推奨します。
マイクロニードルの禁忌には、金属インプラント・ペースメーカー・炎症が起きている部位などが挙げられます。
マイクロニードルは、厚生労働省の研究により、安全性・有効性・品質は国際標準になり得ると発表されています。

美容目的であるマイクロニードルは、公的医療保険が適用されない自由診療となります。
施術部位・費用は、病院によって異なるので、事前に問い合わせた状態で受診すると、スムーズに施術が受けられるでしょう。
肌の毛穴開大・肌質粗さ・ニキビ瘢痕などの肌トラブルが改善されない場合、修復力・コラーゲン生成の低下が関与している可能性が高いです。
マイクロニードルで、肌の修復力が整った環境を作ることは、肌トラブルを改善するだけでなく、綺麗な肌状態を継続することに繋がることもあります。
短期間で高い効果を実感したい方は、マイクロニードルを扱っている美容皮膚科で、専門的な診察を受けることを推奨します。