テロゲン比

読み:てろげんひ
英語表記:Telogen Ratio
ラテン語語源:なし
カテゴリ:皮膚科・毛髪学・美容
略語:なし

編集部

結論、テロゲン比とは、毛周期の成長期にある毛髪と比べて、休止期(テロゲン期)にある毛髪の割合を示す数値であり、脱毛効果の評価に用いられる指標です。

テロゲン比の項目テロゲン比の情報
テロゲン比の
定義
⚪︎脱毛施術時における休止期毛の割合
テロゲン比の
主な関連技術
⚪︎レーザー脱毛
⚪︎光脱毛
テロゲン比の
主な影響要素
⚪︎個人の毛周期
⚪︎ホルモンバランス
テロゲン比の
測定方法
⚪︎トリコスキャン法
⚪︎皮膚生検
テロゲン比の
主な効果
⚪︎脱毛効果の評価
⚪︎施術プランの調整
テロゲン比の
主な研究分野
⚪︎皮膚科学
⚪︎美容皮膚科学

テロゲン比とは、毛周期の休止期(テロゲン期)にある毛髪の割合を示す数値で、脱毛施術の効果を評価するために使用されます。

テロゲン比の変化として、休止期(テロゲン期)の割合が高くなることは、自然に抜け落ちる毛の量が増えている状態で、脱毛施術の効果があることを示唆しています。

編集部

テロゲン比の休止期(テロゲン期)は、正常な毛髪状態であれば、全体の約10~15%の割合が正常値とされています。休止期(テロゲン期)の数値が高くなると、抜け毛の増加を意味することになります。

テロゲン比の測定方法には、主に「トリコスキャン法(商標)」と「皮膚生検」の2種類があります。

テロゲン比の測定方法であるトリコスキャン法は、高解像度マイクロスコープで撮影するだけで、瞬時に毛髪の状態を自動解析します。

一方で、皮膚生検は、皮膚の一部を採取して病理組織検査を行うことで、細胞の種類などから毛髪の状態を確認することができます。

編集部

テロゲン比を調べることで、受けている脱毛施術の効果があるのか、適切な施術プランがあるかなどの参考になる可能性もあります。

ただし、テロゲン比の数値は、ホルモンバランスの変化・栄養不足などが原因で上がることもあるので、正確な判断をするには専門医に相談することを推奨します。

テロゲン比は、薄毛や脱毛症などの原因を探るためだけでなく、受けている脱毛施術の効果が出ているかを判断する上で、重要な指標となる可能性が高いです。

脱毛を受けているけど効果を実感できない、効率よく脱毛を完了させたい場合、テロゲン比が分かる検査を受けることで、適切な脱毛方法が見つかるかもしれません。

脱毛施術の効果を数値でしっかり変化を感じたい方は、専門医でテロゲン比の検査を受けることを推奨します。

まぶたのクリニック編集部
美容医療の知識を持ち、施術内容や患者の疑問点を分かりやすく伝えることを専門とする。カウンセリングや施術に関わる医療従事者としての視点から、美容整形に関する実際の体験談や正しい情報を提供。リスクや注意点についても正確に伝え、読者が安心して美容医療を選択できるようサポート。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する実務経験あり
  • 大手美容クリニックにて施術サポート業務担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
  • 患者目線の分かりやすいコラムを執筆
まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい
目次