読み:もうほうへいそく
英語表記:Follicular Occlusion
ラテン語語源:folliculus(小さな袋)+occlusio(閉鎖
カテゴリ:皮膚科・美容皮膚科・毛髪学
略語:なし

結論、毛包閉塞とは、毛穴の奥にある毛包が、角質や皮脂・細菌などで詰まる状態のことです。ニキビや炎症といった肌トラブルを引き起こす可能性があります。
毛包閉塞の項目 | 毛包閉塞の情報 |
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毛包閉塞の 定義 | ⚪︎毛包内の角質や皮脂の蓄積による閉塞状態 |
毛包閉塞の 主な原因 | ⚪︎皮脂分泌の過剰 ⚪︎不適切なスキンケア |
毛包閉塞の 主な症状 | ⚪︎毛包周囲の赤み ⚪︎炎症 ⚪︎かゆみ |
毛包閉塞の 主な予防法 | ⚪︎適切なスキンケア ⚪︎定期的な角質除去 |
毛包閉塞の 主な治療法 | ⚪︎医療用ピーリング ⚪︎抗炎症薬の使用 |
毛包閉塞と 脱毛の関連性 | ⚪︎脱毛後の毛穴ケアが重要 ⚪︎炎症のリスク増加 |
脱毛における毛包閉塞とは、施術後に毛穴が詰まり、赤みや腫れ、炎症を引き起こす可能性がある状態です。
毛包閉塞の主な原因は、皮脂の過剰分泌・毛包の物理的刺激・化粧品の成分(油性成分)・細菌の増殖・角質の過剰な産生や蓄積などがあります。

特に、脱毛前は、食生活や睡眠などの生活習慣を整え、肌を清潔にし保湿しておくことが大切です。
毛包閉塞でよくある症状は、ニキビや毛嚢炎・脱毛症・毛が毛包内に埋もれる・膿瘍・瘢痕形成など炎症だけでなく、見た目の変化まで引き起こす可能性があります。
毛包閉塞は、皮膚科を受診し、角質洗浄・ケミカルピーリング(角質除去)・面皰圧出(閉塞した毛包内容物の除去)など、医療機関で適切な処置を受けることを推奨します。
また、毛包閉塞による症状を発症している場合、抗菌薬の内服薬や外服薬の服用などが有効的です。

毛包閉塞は、敏感肌の方や脱毛後の適切なアフターケアが行われていない場合に起きやすいです。日常的に肌を清潔に保ち、保湿を心掛けることが、毛包閉塞を防ぐのに役立つ可能性があります。
顔や体にニキビができやすかったり、毛穴が目立ったりする場合、毛包閉塞が原因となっている可能性が高いです。
また、特定の部位に繰り返し炎症性の赤みや痛みが生じる場合も、毛包閉塞が関わっている可能性があります。
特に、脱毛後に肌の異常を感じた場合は、早めに皮膚科医または、施術を行った医療機関に相談することを推奨します。