読み:だんせいほるもんゆういがた
英語表記:Androgen Dominance
ラテン語語源:andro-(男性)+gen-(生み出す)
カテゴリ:皮膚科・美容外科
略語:なし
男性ホルモン優位型の 項目 | 男性ホルモン優位型の 情報 |
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男性ホルモン優位型の 主な特徴 | ⚪︎男性ホルモンが皮脂分泌を促進 ⚪︎毛髪成長に影響を与える |
男性ホルモン優位型の 主な影響 | ⚪︎体毛の増加 ⚪︎毛髪の脱落 ⚪︎肌トラブルの可能性 |
男性ホルモン優位型の 主な治療法 | ⚪︎レーザー脱毛 ⚪︎IPL(インテンスパルスライト) |
男性ホルモン優位型の 主な適応部位 | ⚪︎顔 ⚪︎背中 ⚪︎胸 ⚪︎脚 |
男性ホルモン優位型の 主な副作用 | ⚪︎肌の赤み ⚪︎腫れ ⚪︎一時的な色素沈着 |
男性ホルモン優位型の 主な予防策 | ⚪︎ホルモンバランスの調整 ⚪︎適切なスキンケア |
男性ホルモン優位型になる原因は、先天性と後天性の2つに大きく分けられます。
先天性では、生まれつき副腎や卵巣に異常があり、男性ホルモンが過剰に分泌される状態が挙げられます。

後天性では、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)・肥満によるインスリン抵抗性・ストレスや生活習慣の乱れなどが、男性ホルモン優位型を引き起こす要因とされています。
また、ホルモン値が正常でも、毛包がアンドロゲンに敏感な体質の方もおり、これを特発性多毛症と呼びます。
男性ホルモン優位型の方は、顔の産毛が濃くなる・背中やお腹など本来あまり毛が目立たない部位に体毛が増えることがあります。
男性ホルモン優位型の症状により、日常的なシェービングやスキンケアの手間が増える・医療脱毛の施術回数が通常より多く必要になるケースもあります。
さらに皮脂分泌が活発になることで大人ニキビが悪化する・頭髪のボリュームが低下することもあるため、男性ホルモン優位型の方は美容面でのケアコストが増えてしまう傾向もあるのです。

男性ホルモン優位型が軽度の場合は、美容目的の医療脱毛や生活習慣の改善が主となりますが、中等度以上になると、内分泌の専門的な評価やホルモン治療が必要になることもあります。
特に月経不順や不妊のリスクがある場合には、早めに婦人科などで相談することが勧められます。
医療脱毛において、男性ホルモンが優位である場合、毛が再生しやすい可能性が高いです。
医療脱毛を行っても効果が持続しにくいと感じた場合、ホルモンバランスを専門医に相談することが効果的な改善策につながる期待も持てるでしょう。
医療脱毛の効果に不安を感じたら、一度専門医に相談することを推奨します。