読み:えれくとろぽれーしょん
英語表記:Electroporation
ラテン語語源:electro-(電気)+porare(穴を開ける)
カテゴリ:美容皮膚科・細胞生物学・治療技術
略語:EP
エレクトロポレーションの項目 | エレクトロポレーションの情報 |
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エレクトロポレーションの主な目的 | ⚪︎美容成分の浸透促進 ⚪︎肌の若返り効果 |
エレクトロポレーションの主な適応部位 | ⚪︎顔 ⚪︎首 ⚪︎デコルテ |
エレクトロポレーションの主な施術時間 | ⚪︎約30分から60分 |
エレクトロポレーションの主な施術頻度 | ⚪︎週1回から月1回 |
エレクトロポレーションの主な副作用 | ⚪︎一時的な赤み ⚪︎軽度の腫れ |
エレクトロポレーションの主な禁忌 | ⚪︎心臓ペースメーカー装着者 ⚪︎妊娠中 |
エレクトロポレーションとは、特殊な電気パルスを用いて一時的に皮膚の細胞膜に微細な隙間を作り、美容成分や薬剤を肌の奥深くまで、効率的に導入する美容医療施術です。
エレクトロポレーションは、皮膚に特殊な電気パルスを短時間与えることで、細胞膜に一時的に微細な孔(エレクトロポア)を形成します。
孔を形成することで、通常では肌のバリア機能により浸透しにくい高分子の美容成分(例: ヒアルロン酸、コラーゲン、ビタミンC誘導体、成長因子など)を肌の奥深くまで効率的に浸透させることが可能となります。
エレクトロポレーションは、茶クマ改善・肌の潤いとハリ、弾力性の向上・小じわの軽減、肌のキメが整う・シミやくすみが薄くなり、肌のトーンが明るくなるなどの効果が期待できます。

エレクトロポレーションの施術中は、ピリピリとした電気刺激や振動するような感覚がある程度で、リラックスして受けられることが多いです。
エレクトロポレーションにはダウンタイムがほとんどありませんが、施術直後〜数日程度、軽度の赤み・ほてり・一時的な乾燥・つっぱり感が現れる可能性があります。
1回の施術でも肌の潤いやハリ感を実感できる場合がありますが、本格的な肌質改善や特定の肌悩みの改善には、通常3∼6回程度の継続的な施術が推奨されています。

エレクトロポレーションの効果持続期間は、一般的に2週間~1ヶ月程度とされているため、定期的なメンテナンスを検討しましょう。
エレクトロポレーションの施術方法は、洗顔後、施術部位に専用の美容液または薬剤を塗布し、専用のプローブを肌に当て、電気パルスを流しながら美容成分を導入します。

エレクトロポレーションの施術時間は一般的に、顔全体で15∼30分程度で終了する為、負担が少なく受けられます。
妊娠中・授乳中・ペースメーカー・施術部位に金属、ヒアルロン酸などの注入物がある・てんかん・過度な日焼け肌・アトピー性皮膚炎などは禁忌事項です。
化粧水や美容液だけでは肌のシミや小じわがなかなか改善しないと感じていて、もっと肌の奥から潤いやハリを与えたいなら、エレクトロポレーションが肌質改善に役立つ可能性が高いです。
エレクトロポレーションは、電気の力で一時的に肌のバリア機能を通過しやすくすることで、高濃度な美容成分を効率よく浸透させ、健康的でツヤのある肌へと導くことが期待できます。
エレクトロポレーション施術を希望する際は、一度専門のクリニックで医師に相談することを推奨します。