読み:きょきんほう
英語表記:Levator Fixation Method
ラテン語語源:levator-(持ち上げる)+fixatio(固定)
カテゴリ:美容外科・形成外科・二重整形
略語:なし
挙筋法の項目 | 挙筋法の情報 |
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挙筋法の 対象・目的 | ⚪︎腱膜性・先天性・皮膚性など上眼瞼下垂で挙筋機能が残る症例に適応 ⚪︎視野狭窄・顎上げ姿勢・額筋過活動を軽減 ⚪︎眉毛挙上癖による頭痛・肩こりを緩和 ⚪︎日常生活でのまぶたの重さ・疲労感を改善 |
挙筋法の 手術手技概要 | ⚪︎重瞼線で皮膚切開後、挙筋腱膜を剥離 ⚪︎腱膜を前転し瞼板へ3点縫合(細ナイロン糸) ⚪︎余剰皮膚・脂肪切除を適宜併用 ⚪︎局所麻酔・所要20〜30分(日帰り/短期入院) |
挙筋法の 主な美容効果 | ⚪︎瞳孔被覆解除でMRD-1開大 ⚪︎重瞼幅の狭小化や再設定が可能 ⚪︎自然な二重ラインを形成 ⚪︎眠そうな印象・老け感を改善 |
挙筋法の ダウンタイム・回復 | ⚪︎腫脹・内出血ピーク術後48h ⚪︎あざ・むくみ概ね2〜3週で軽快 ⚪︎抜糸目安7日 ⚪︎腫れ大半1ヶ月以内に収束 |
挙筋法の 主な合併症・リスク | ⚪︎感染・血腫・腫脹・浮腫み ⚪︎瞼形の左右差・過矯正・低矯正 ⚪︎ドライアイ・角膜乾燥感 ⚪︎再下垂・追加手術の可能性 |
挙筋法の 術後ケア・生活注意 | ⚪︎術後48hは冷却・安静徹底 ⚪︎同期間は入浴・運動・飲酒回避 ⚪︎激しい運動・アイメイク・コンタクト導入は抜糸後まで延期 ⚪︎枕を高くし仰臥位で就寝し浮腫軽減 |
挙筋法は、一重や奥二重の目元に悩む方・軽度の眼瞼下垂がある場合に選ばれることが多く、まぶたの状態に合わせて施術の方法を工夫することができます。

挙筋法は、まぶたの厚みや脂肪の量に応じて1点留めから3点留めまでのバリエーションがあり、それぞれダウンタイムや仕上がりの安定性が異なります。
また、挙筋法はループ法やクロス法といった留め方の違いにより、ラインの強度や持続性にも差が出ます。
挙筋法は、施術後1〜2週間ほど腫れや内出血が見られることがあり、コンタクトレンズの装用は術後1週間ほど控えるのが一般的です。
一時的にまぶたが重く感じたり、二重のラインが安定しないこともありますが、時間の経過とともに落ち着いてくるケースが多いです。
挙筋法の術後に目を強くこする・安静にしないと、二重が取れやすくなる可能性があるため、日常生活での注意が必要です。

アイプチが取れやすい・二重ラインが夕方に薄くなると感じる場合、瞼板への固定よりも、眼瞼挙筋への固定が適している挙筋法のほうが安定する可能性が高いです。
そのような悩みが続くときは、埋没法の術式について専門医へ相談することを推奨します。