目頭切開

読み:めがしらせっかい
英語表記:Medial Epicanthoplasty
ラテン語語源:medialis(中央の)+epicanthus(内眼角の皮膚ひだ)
カテゴリ:美容外科・形成外科・二重整形
略語:なし

編集部

結論、目頭切開とは、目頭にある「蒙古ひだ」と呼ばれる皮膚の被さりを切開して、目の横幅を広げたり目元の印象を変える美容外科手術です。

目頭切開の項目目頭切開の情報
目頭切開の
主な原因・分類
⚪︎ 蒙古ひだ発達・内眼角贅皮(先天)
⚪︎ 平行二重形成・離れ目改善目的(後天)
⚪︎ 内眼角距離37 mm以上・顔バランス調整目的
⚪︎ 睫毛内反など機能障害併発例
目頭切開の
よくある症状・悩み
⚪︎ 目が小さく見える・幼い印象
⚪︎ 離れ目・アイプロポーション不均衡
⚪︎ 平行二重が作れない・二重ライン食い込み
⚪︎ アイメイク映えにくい・ライン滲み
⚪︎ 睫毛内反による異物感・充血
目頭切開の
重症度の分類と目安
⚪︎ 内眼角距離33 mm以下→施術非推奨・軽度
⚪︎ 35 mm前後→顔全体バランスで要検討・中等度
⚪︎ 37 mm以上・涙丘完全被覆→施術適応・重度
⚪︎ 涙丘一部露出・蒙古ひだ薄→軽度
目頭切開の
診療科・保険適用
⚪︎ 形成外科・美容外科・眼瞼外科担当
⚪︎ 審美目的は自由診療(自費)
⚪︎ 睫毛内反・視機能障害併発時は保険適用内眥形成
目頭切開の
主な治療法・回復目安
⚪︎ Z法・傷小・手術30–45 分⚪︎ W法(内田法)・変化大・手術60 分
⚪︎ V-Y前進法・軽度用・微調整不可
⚪︎ half-Z法・露出量1 mm調整
⚪︎ 腫脹/内出血1–2週・仕上がり3ヶ月
目頭切開の
注意点・悪化要因
⚪︎ 紫外線→色素沈着防止に遮光テープ・UV対策
⚪︎ 飲酒・喫煙→腫れ増強・治癒遅延1 ヶ月控える
⚪︎ 抜糸前アイメイク・コンタクト禁止
⚪︎ マッサージ・摩擦1 ヶ月回避
⚪︎ 俯頭姿勢・うつ伏せ睡眠→内出血悪化

目頭切開は、目頭にある皮膚の被さり(蒙古ひだ)を切開して、目の内側にある涙丘を見せて目元を華やかにする施術です。

アジア人は遺伝的に蒙古ひだが張っている方が多く、離目に見える・鼻筋と目の距離が遠くなることで平面的な顔に見えるという特徴があります。

目頭切開には方法がいくつかあります。

編集部

Z法は最もメジャーな術式で、蒙古ひだをZ型に切開し、皮膚弁を入れ替えながら縫い合わせる方法です。

術後もある程度は修正することができます。

編集部

W法は蒙古ひだを切除する方法です。

切除してしまうので術後は修正することが難しくなりますが、Z法に比べて変化は感じやすい術式です。

目頭切開のダウンタイムは術式に依存します。Z法は腫れや赤みが軽度で、5〜7日で抜糸することができます。

W法はZ法に比べダウンタイムは長く、3ヶ月ほどで落ち着きますが肥厚性瘢痕ができやすいという特徴があります。

目頭の皮膚が強くかぶさっていることで、目が小さく見えたり、左右差が気になる場合は、蒙古ひだの発達が強い可能性があります。

そのような状態が気になる場合は、目頭切開を検討する前に、専門医による診察で自分に適した方法を確認することを推奨します。

まぶたのクリニック編集部
美容医療の知識を持ち、施術内容や患者の疑問点を分かりやすく伝えることを専門とする。カウンセリングや施術に関わる医療従事者としての視点から、美容整形に関する実際の体験談や正しい情報を提供。リスクや注意点についても正確に伝え、読者が安心して美容医療を選択できるようサポート。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する実務経験あり
  • 大手美容クリニックにて施術サポート業務担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
  • 患者目線の分かりやすいコラムを執筆
まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい
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