埋没法

読み:まいぼつほう
英語表記:Buried Suture Method
ラテン語語源:buris-(突き刺す)+sutūra(縫い目)
カテゴリ:美容外科・形成外科・二重整形
略語:BSM(医療用略記)

編集部

結論、埋没法とは、医療用の糸をまぶたの内側に通して二重のラインを形成する、メスを使わない二重整形の施術法です。

埋没法の項目埋没法の情報
埋没法の
主な特徴・適応
⚪︎ 切開不要・二重ライン形成・腫れ少⚪︎ 挙筋法・瞼板法・2方式⚪︎ 適応: 薄い瞼・二重不安定
埋没法の
術式・麻酔
⚪︎ 点眼麻酔・局所麻酔併用⚪︎ 7‐9点微小切開・連続通糸・糸端皮下結紮埋没⚪︎ 手術時間20分以内
埋没法の
リスク・合併症
⚪︎ 腫脹・小出血斑・左右差⚪︎ ライン消失・糸露出・角膜炎⚪︎ 厚い瞼で外れ易い
埋没法の
ダウンタイム・経過
⚪︎ 腫脹・出血斑3‐5日軽減⚪︎ 抜糸不要・日常軽作業翌日可⚪︎ 自然定着1‐2ヶ月
埋没法の
ライン持続・再施術
⚪︎ 重瞼ライン消失リスク1‐2割報告⚪︎ 51例長期追跡で消失0例⚪︎ 再施術時: 糸抜去後再固定可
埋没法の
術後セルフケア
⚪︎ 洗顔48h後許可⚪︎ コンタクト1週間後推奨

二重埋没法は、二重整形の一種で切開をせずに瞼を糸で固定する施術です。

そのため、ダウンタイムが短くまぶたの負担が少ないことから人気を得ている施術です。

一方で、まぶたの状態は人によって異なるため、二重の手術後にすぐに糸が取れてしまったり、目が開きにくくなってしまう人もいます。

まぶたの厚み・皮膚のたるみがある方は、二重のラインが自力で作りにくい可能性があります。

このような場合は、埋没法で自分の理想の二重ラインを形成できる場合があるので、専門医によるカウンセリングを受けることを推奨します。

埋没法のあと、メイク・洗顔・コンタクトレンズ・日常生活はいつから再開できる?

埋没法のダウンタイムは術後3~5日かかると言われています。そのため、それ以降のタイミングでメイクや洗顔・コンタクトレンズを再開することが推奨されます。

日常生活は、埋没法によるダウンタイムがある程度引いたタイミングで再開することが推奨されています。

ただし、運動や強い目元への刺激は避けるようにしましょう。

実際に、激しい運動を1ヶ月〜数ヶ月控えるような忠告をする医師もいます。

埋没法の二重は何年くらい保てる?取れかけたときの前兆と対処法は?

埋没法は3~10年は持つとされています。

二重眼瞼形成術を受けた計873名のアジア人患者がに対する研究では、6ヶ月以上追跡調査された563名では二重まぶたの喪失は認められず、対象者の94%にあたる531名が術後結果に満足してい流こともわかっています。

引用:Orbicularis-levator-tarsus fixation suturing in buried suture double-eyelid blepharoplasty

糸の緩みが頻繁に起きると、取れやすくなるので、二重幅が狭くなったり、食い込みが浅くなったり、三重になったりした場合には注意が必要です。

また、取れやすい人はまぶたの構造が原因の可能性もあるので、瞼を直接切開して構造を変える切開法を受けることも検討しましょう。

埋没法は痛い?麻酔からダウンタイムまでの痛みレベルと和らげる方法は?

点眼麻酔を行い、局所浸潤30G針や必要に応じ笑気麻酔を併用したりすることで、痛みはほぼない状態で施術を受けることはできます。

実際にアジア人における上眼瞼形成術直後の痛みの程度を0~10の11段階で評価後したところ、合計60眼瞼(30人の患者)の術直後の平均痛みスコアは、男性で3.5・女性で2.2でした。

引用:Postoperative pain assessment for upper lid blepharoplasty in Asians

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まぶたのクリニック編集部
美容医療の知識を持ち、施術内容や患者の疑問点を分かりやすく伝えることを専門とする。カウンセリングや施術に関わる医療従事者としての視点から、美容整形に関する実際の体験談や正しい情報を提供。リスクや注意点についても正確に伝え、読者が安心して美容医療を選択できるようサポート。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する実務経験あり
  • 大手美容クリニックにて施術サポート業務担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
  • 患者目線の分かりやすいコラムを執筆
まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい
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