読み:ぶいえーえすすこあ
英語表記:Visual Analogue Scale
ラテン語語源:visualis(視覚の)+analogus(類似の)
カテゴリ:美容外科・整形外科・疼痛管理・評価方法
略語:VAS(略記)
VASスコアの項目 | VASスコアの情報 |
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VASスコアの 主な用途 | ⚪︎ 疼痛の主観的評価患者の痛みの度合いを数値化 |
VASスコアの スコア範囲 | ⚪︎ 0から10までの直線上で評価 ⚪︎0が痛みなし、10が最大の痛み |
VASスコアの 評価方法 | ⚪︎ 患者自身が痛みの強さを直線上にマーク視覚的評価 |
VASスコアの 利用される場面 | ⚪︎ 美容外科手術後などの痛み評価 ⚪︎治療前後の効果測定 |
VASスコアの 主な利点 | ⚪︎ 簡便な使用法 ⚪︎患者の主観を反映しやすい |
VASスコアの 主な欠点 | ⚪︎ 主観的評価ゆえの個人差 ⚪︎痛みの他の要因の影響を受ける可能性 |
VASスコアは、自分の感覚を直感的に伝える手段として用いられます。
美容医療では、ヒアルロン酸注入後の痛みの軽減や、レーザー脱毛の刺激程度を測定する際にVASスコアが使用されます。
さらに、術後の外観の変化について自己評価する場面でもVASスコアは取り入れられており、見た目の満足度を数値で把握する助けにもなるのです。
VASスコアの結果は、医師が疼痛管理や術後のケア方法を調整するための目安として重要視されています。

また、施術の比較検討や研究データとしてもVASスコアが用いられるため、美容医療の質を高める上で欠かせない指標となっています。
美容外科におけるVASスコアは、患者が感じる痛みの強さを評価するための指標であり、術後の痛みを適切に管理するために重要です。
VASスコアが高い場合は、痛みが強い可能性が高いため、早期に適切な痛みの対策を講じることで、快適な術後回復につながるかもしれません。
手術後に強い痛みを感じた場合は、担当医に相談して痛み管理の計画を確認することを推奨します。