読み:きおうれき
英語表記:Medical History
ラテン語語源:なし
カテゴリ:美容外科・形成外科・患者情報管理
略語:なし
既往歴の項目 | 既往歴の情報 |
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既往歴で見る主な アレルギー反応 | ⚪︎特定の薬剤 ⚪︎食べ物 ⚪︎環境へのアレルギー反応の有無 |
既往歴で見る主な 既往症 | ⚪︎心疾患 ⚪︎肝疾患 ⚪︎糖尿病などの既往症の有無 |
既往歴で見る主な 外科手術歴 | ⚪︎過去に受けた外科手術の詳細・時期 |
既往歴で見る主な 薬剤服用歴 | ⚪︎常用薬 ⚪︎過去の薬剤使用歴 ⚪︎サプリメントの使用 |
既往歴で見る主な 家族歴 | ⚪︎家族における遺伝性疾患や特定の病歴の有無 |
既往歴で見る主な 生活習慣 | ⚪︎喫煙 ⚪︎飲酒 ⚪︎運動習慣などの生活習慣 |
美容外科における既往歴とは、過去に受けた手術や治療・病歴・アレルギー反応などの個人の医療履歴で、美容外科手術の安全性や結果に影響を及ぼす可能性がある重要な情報です。
診療における既往歴の活用方法は、適切な診断の補助・治療方針の決定・合併症リスクの評価などがあります。
既往歴で必要なアレルギー反応は、手術の際に使用される消毒液や麻酔薬などへの薬剤アレルギーや、使用される術具に対する金属アレルギーなどがあります。

パッチテストの実施や、過去にアレルギー反応を起こした既往歴などをしっかり医師に伝えることが重要です。
既往歴における主な外科手術歴は、具体的な内容として、虫垂炎手術・帝王切開・胆嚢摘出術・開頭手術・心臓手術などが挙げられます。
特に、外科手術歴の情報は、現在の健康状態や今後の治療方針を決定する上で重要になります。
常用薬や過去に服用した薬の種類・服用期間・服用理由など、サプリメントの使用まで細かい薬剤服用歴も、治療を進めていく上で必要な既往歴です。

場合によっては、家族を含めた遺伝性疾患などの既往歴が必要になることもあります。
既往歴で見る主な生活習慣には、高血圧や糖尿病・心臓病などの生活習慣病や食生活・運動習慣・喫煙・飲酒などが含まれます。
生活習慣病や生活習慣の内容によっては、術後の合併症リスクにも影響を及ぼす可能性が否めません。
美容外科手術後の皮膚や瘢痕の変化を感じたら、一度医師の診察を受けることを推奨します。
正確な既往歴を伝えることは、現在の体調不良の原因を特定したり、今後起こりうる健康リスクを予測したりする上で、非常に重要な手がかりとなる可能性が高いです。
診察やカウンセリングの際には、これまでにかかった病気や手術、服用している薬などを詳しく医師に伝えることを推奨します。