アレルギー素因

読み:あれるぎーそいん
英語表記:Allergic Predisposition
ラテン語語源:allergia(アレルギー)+predispositio(傾向)
カテゴリ:アレルギー・美容外科・形成外科
略語:なし

編集部

結論、医師・美容外科におけるアレルギー素因とは、特定の物質に対して免疫系が過剰に反応しやすい体質を指し、手術や施術の際にアレルギー反応を起こすリスクがあるため、事前に確認・管理することが重要です。

アレルギー素因の項目アレルギー素因の情報
アレルギー素因の
主な影響
⚪︎美容外科手術後の傷の治癒遅延
⚪︎術後の感染症リスク増加
アレルギー素因の
対策方法
⚪︎術前のアレルギー検査
⚪︎アレルギー症状の管理
アレルギー素因の
主な症状
⚪︎皮膚発疹
⚪︎かゆみ
⚪︎腫れ
アレルギー素因の
主な原因
⚪︎ラテックス
⚪︎局所麻酔薬
⚪︎抗生物質
アレルギー素因の
主な治療法
⚪︎抗ヒスタミン薬
⚪︎ステロイド薬
アレルギー素因に
関連するリスク
⚪︎アナフィラキシーショック
⚪︎術後の合併症

アレルギー素因は先天的な要因と後天的な要因に分類されます。

アレルギー素因の先天的な要因として、家族性のアトピー素因によりIgE値が高い体質・フィラグリンという皮膚のバリア機能に関わる遺伝子の異常があります。

編集部

アレルギー素因の後天的な要因では、花粉ハウスダストPM2.5などの環境アレルゲンへの長期間の曝露・ヘアカラーに含まれるPPD系の成分への感作・金属やラテックスなどへの感作により、アレルギー素因が発症・悪化することがあります。

アレルギー素因がある方は、日常生活にも影響が出ることを理解しておきましょう。

花粉の季節にはくしゃみや鼻づまりが強くなる・メイクが崩れる・コンタクトレンズの装用が難しくなることもあります。

肌が敏感な方では、香料や防腐剤入りの化粧品によって湿疹やかゆみが悪化することもあり、化粧品の選び方に注意しましょう。

アレルギー素因の体質を正しく理解し、適切に管理することが、美容医療やスキンケアの効果を引き出す上でも大切です。

また、美容医療や外科手術を受ける際には、アレルギー素因の事前確認が不可欠です。

編集部

手術や麻酔中にアナフィラキシーになる原因となる物質があり、重症であれば呼吸困難や血圧低下を起こして死に至ることもあります。

アレルギー素因の診断には、皮膚プリックテスト・血液検査(IgE抗体検査)・パッチテストなどが用いられ、多くは保険適用で検査を受けることができます。

美容外科において、アレルギー素因がある場合、特定の薬剤や手術材料に対してアレルギー反応を起こす可能性が高いです。

日常生活では、特定の化粧品やスキンケア製品を使用した際に皮膚の赤みやかゆみが生じることがあるかもしれません。

そのような症状を感じたら、医師に相談し、アレルギー検査を受けられないか相談することを推奨します。

まぶたのクリニック編集部
美容医療の知識を持ち、施術内容や患者の疑問点を分かりやすく伝えることを専門とする。カウンセリングや施術に関わる医療従事者としての視点から、美容整形に関する実際の体験談や正しい情報を提供。リスクや注意点についても正確に伝え、読者が安心して美容医療を選択できるようサポート。
備考
  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する実務経験あり
  • 大手美容クリニックにて施術サポート業務担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
  • 患者目線の分かりやすいコラムを執筆
まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい
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