高田 章好 医師の経歴
1980年 | 近畿大学 医学部医学科 | 卒 業 |
大阪警察病院 形成外科 | 医 長 | |
大阪大学 医学部 | 講 師 | |
大阪府立母子保健総合医療センター 形成外科 | 部 長 | |
大阪大学大学院 医学系研究科形成外科学 | 招聘教授 | |
大阪大学医学部付属病院 形成外科 | 教 授 | |
千里中央りょうこスキンクリニック | 顧問医師 | |

ここからはまぶたのクリニックの編集部である私が、実際に医療痩身の論文について解説していきます。
新たな医療痩身として注目される「植物由来脂肪溶解注射」とは
従来の医療ダイエットは脂肪吸引が主流でしたが、痛み・ダウンタイムなど患者の負担が大きいことが問題となっていました。
結論、植物由来脂肪溶解注射は、低侵襲・ダウンタイムの軽さなどから、脂肪吸引に代わる医療痩身として注目を集めています。
本論文の臨床研究で採用されている薬剤は「OutLineⓇ」で、成分・効果などは以下の通りです。
植物由来脂肪溶解注射により、脂肪吸引とは異なるダイエット効果を得られることが期待されます。
【植物由来脂肪溶解注射】適正量と注入箇所ごとの効果の違い
植物由来脂肪溶解注射では、薬剤を脂肪細胞に満遍なく浸透させなくてはなりません。
薬剤の注入量は、最大で300cc以内が推奨されていますが、少なすぎると効果が出にくいことが分かっています。
部位別の推奨注入量を目安は以下の表の通りです。
部位 | 1回あたりの注入量の目安 | 特徴・効果 |
---|---|---|
腹部(上下) | 各部位45〜300cc | 脂肪が厚いため効果が出やすい |
大腿部(全周) | 各部位90〜300cc | 内側・後面で効果が出やすい |
上腕部 | 各部位60〜300cc | 脂肪が薄いと効果が出にくい |
背中・腰 | 各部位90〜300cc | 高い効果が出る |
下腿部 | 各部位40〜300cc | 脂肪が少ないため効果が出にくい |
腹部や大腿部は薬剤の効果が出やすく、下腿部や肩では効果が出にくい傾向にあることが分かりました。
植物由来脂肪溶解注射の効果は、薬剤の量だけでなく、注入箇所の脂肪量によっても変わると推察されます。
【植物由来脂肪溶解注射による医療痩身】高い効果を得るためのポイント
植物由来脂肪溶解注射は、一般的に以下の流れで施術が行われます。
- 薬剤を注入する箇所をアルコール消毒する
- N₂O(医療ガス)を投与しながら、注入口に局所麻酔を行う
- 組織を傷つけにくい鈍針で薬剤を注入する
- 注射針を刺した部分をガーゼ付きテープで保護する
施術工程がシンプルで、侵襲性が低いことがお分かりいただけるのではないでしょうか。
ただし、腹部周辺の損傷に注意したり、セルライト箇所は分散して注入したりと配慮も必要です。
植物由来脂肪溶解注射は1回でも効果が期待できますが、1ヶ月おきに2~3回の施術を繰り返すことでより効果が増すとされています。
また、多くの箇所に分散するより、少ない箇所に多くの薬剤を注入する方が効果を実感しやすいことも分かっているため、注入箇所の選択も重要なポイントです。
植物由来脂肪溶解注射に伴って見直すべき2つの生活習慣
植物由来脂肪溶解注射の効果をより高めるために見直すべき生活習慣を2つ紹介します。
- 毎日朝と夜の2回、体重測定を行う
- 夕食を低カロリー食に置き換える
植物由来脂肪溶解注射は、体重が増加している状態にあると効果が得られないため、施術後1ヶ月間は体重が減少している状態を維持しなくてはなりません。
そのため、体重測定や低カロリー食への置き換えが必要になるのです。
また、食事を制限することで、内臓脂肪減少という副次的な効果も期待でき、施術後の体型維持も容易になります。
【植物由来脂肪溶解注射の症例紹介】臨床研究で明らかになった効果
本論文で扱われた、植物由来脂肪溶解注射の4つの症例を見てみましょう。
施術箇所は異なりますが、いずれの症例も施術回数は1回、食事指導を併用したという2点が共通しています。
施術箇所 | 薬剤の注入量 | 効果(術前→1ヶ月後) |
---|---|---|
腹部 | 200cc | 皮下脂肪の減少、輪郭の改善が見られた |
背中・腰 | 120cc | 明らかな引き締まり効果があった |
大腿部 | 250cc | 太さの変化が明瞭だった |
上腕部 | 300cc | 満足できる容姿になった |
全症例において皮下脂肪の減少が見られ、見た目においても満足できる結果が得られていることが分かりました。
【医療痩身の比較】脂肪吸引・植物由来脂肪溶解注射のダウンタイム・効果の違い
医療痩身においてこれまで主流だった脂肪吸引と、植物由来脂肪溶解注射ではどのような点が異なるのか比較してみましょう。
比較項目 | 植物由来脂肪溶解注射 | 脂肪吸引 |
---|---|---|
ダウンタイム | ほぼなし | 長め |
効果の範囲 | 部分的な痩身に最適 | 広範囲の減量に有効 |
合併症リスク | 低い | 出血・血栓などの可能性あり |
費用 | 施術回数によって費用が上がる | 1回で効果はあるが費用は高額 |
脂肪吸引と比較して、植物由来脂肪溶解注射は安全性が高く、費用に対する効果も十分に得られることが分かります。
【植物由来脂肪溶解注射】今後の可能性について
本論文の結果から、植物由来脂肪溶解注射は、皮下脂肪を減少させるのに有効な医療痩身術と言えるでしょう。
特に、腹部・大腿内側など皮下脂肪の多い部位で見た目の変化が現れていることから、部分痩せにも対応できます。
低侵襲でダウンタイムが少なく、内臓脂肪減少の効果も得られ、脂肪吸引の補完も可能です。
植物由来脂肪溶解注射は、患者・施術者双方にとってメリットの多い医療痩身として、今後さらに重要な役割を果たしていくと考えられます。
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