【ディオクリニックの論文解説】健常日本人女性のディオクリニックダイエットプログラムの実践が痩身および体組成に与える影響 – 12週の有効性・安全性研究 –

編集部

ここからはまぶたのクリニックの編集部である私が、実際に医療ダイエットの論文について解説していきます。

目次

ディオクリニック式医療ダイエットとは?4つのアプローチを解説

結論、ディオクリニックダイエットプログラムは、医療機器施術、注射治療、ダイエット薬、医師監修ダイエット食事指導の4つのアプローチを組み合わせた12週間の短期集中ダイエットです。

無理な運動や極端な食事制限なしでも継続しやすく、結果が出るダイエット方法として注目されています。

編集部

ダイエットに関する意識調査」によると、減量にチャレンジした女性の6割以上が、何らかの原因で失敗した経験があると報告されています。

ダイエットに失敗した理由は「食事制限が続かなかった」「結果が出ず、諦めた」「運動がつらい」などの理由が上位となっています。

医療ダイエットで使用される薬の特徴と役割

医療ダイエットで使用されるダイエット薬として以下のようなものがあります。

GLP-1注射
脳に作用して摂食を抑制し、血糖降下作用以外に体重減少効果も期待される注射薬です。

SGLT2阻害薬
尿糖の排泄を促進することで血糖値を下げ、体重減少や体脂肪量減少に寄与します。

メトホルミン
糖の吸収を抑えて脂肪燃焼を促進する効果が示唆されている経口血糖降下薬です。

リベルサス
胃内容排出を遅延させ、エネルギー摂取量減少および食欲減退により体重を減少させる経口GLP-1受容体作動薬です。

ゼニカル:脂肪分解酵素の働きを抑え、食事の油分の約30%を吸収せずに体外へ排出する効果があります。

ほかにも、サノレックスアカルボーズエバーテールなどがあります。

ダイエット漢方薬としては以下のものがあります。

防風通聖散
肥満症で便秘がちな人に用いられ、発汗・利尿・便通作用等により肥満に伴う症状を改善する漢方薬です。

防已黄耆湯
疲れやすく汗をかきやすい肥満症や、肥満により関節が腫れ痛む症状に有用とされている漢方薬です。

医療ダイエットで用いる施術機器の医学的根拠と安全性

医療ダイエットで用いる施術機器について説明します。

機器効果
医療直流EMS・医療電磁場EMS筋肉増加や基礎代謝向上効果
ボディハイフ(HIFU)集束超音波を用いて、特定の部位の組織を、加熱凝固させることで、脂肪を溶解
脂肪冷却機器(クールスカルプティング、クリオリポリシス)冷却して脂肪細胞を破壊(アポトーシス誘導

今回の研究対象では、これらの施術で副作用や有害事象の報告はありませんでした。

医療ダイエット臨床研究の概要と対象条件

本研究では、ディオクリニックダイエットプログラムでの痩身・体組成の変化を検証することを目的としました。

詳細は以下の通りです。

  • 対象:20〜49歳の健常日本人男女7名(うち女性6名)
  • 期間:週1回×12週間
  • 除外:心疾患既往歴、治療中の疾患がある者、常用薬使用者、すでにダイエットサプリや痩身エステを行っている者など
  • 評価項目
    • 客観的測定項目:体重、BMI、体脂肪率、基礎代謝量、ウエスト周囲、ヒップ周囲、腹部体積量、皮下脂肪面積量
    • 主観的評価項目:「身体の動きについて」「身体の疲労について」「睡眠について」「鏡で見た時の体形について」の7項目を9段階で評価

医療ダイエット12週間のプログラム内容とスケジュール

ディオクリニックダイエットプログラムの内容は以下の通りです。

回数ボディ施術内容栄養管理士の食事指導医師のダイエット薬指導目安時間
1脂肪冷却装置(1セット×40分)指導・薬お渡し2時間5分
2医療直流EMS(1セット×30分)指導・薬お渡し1時間15分
3医療直流EMS(1セット×30分)薬お渡し1時間5分
4医療電磁場EMS(1セット×40分)指導・薬お渡し1時間25分
5医療直流EMS(1セット×30分)薬お渡し1時間5分
6医療電磁場EMS(1セット×40分)指導・薬お渡し1時間15分
7脂肪冷却装置(1セット×40分)薬お渡し1時間25分
8医療直流EMS(1セット×30分)薬お渡し1時間5分
9医療直流EMS(1セット×30分)指導・薬お渡し1時間15分
10BODY HIFU(15ショット)薬お渡し1時間10分
11医療直流EMS(1セット×30分)薬お渡し1時間5分
12医療直流EMS(1セット×30分)1時間5分

医療ダイエットの客観データでみる痩身効果

開始時点と12週経過後の変化を比較すると、いずれも統計的に有意な変化が見られました。

指標0週→12週の変化p値
体重-9.50kg<0.01
BMI-3.64 kg/m²<0.01
体脂肪率-4.90%<0.01
ウエスト周囲-5.76cm<0.01
ヒップ周囲-5.51cm<0.01
腹部体積量-67cc<0.01
皮下脂肪面積-8.17cm²<0.01

医療ダイエットでの摂取・消費カロリーの変化:食事制限なしでなぜ減った?

今回のダイエットプログラムでは、参加者が意図的な食事制限や運動を行っていなかったにもかかわらず、体重が減少しました。

実際に摂取カロリーと消費カロリーを開始前と終了後で比べてみると、摂取カロリーは-588.75kcalと明らかに減っています。

しかし消費カロリーは+63.46kcalで誤差の範囲でした。

これは意図的に運動量を増やしていないことを裏付けています。

編集部

食事制限をしていないのに摂取カロリーつまり食べる量が減ったのは、処方されたダイエット薬による食欲抑制効果が大きく働いたためと推測されます。

指標0週→12週の変化有意差
摂取カロリー-588.75 kcalあり(p=0.01)
消費カロリー+63.46 kcalなし(p=0.26)

今回の医療ダイエットで主観的満足度の変化とその数値

ダイエット後の主観的な指標の変化では、身体の動きがよくなり、疲れにくく、ぐっすり眠れるようになったと回答されています。

「鏡で見たときの体形」も4.43点アップしており、一番高い改善度でした。

指標0週12週p値
身体の動き3.57 → 6.29+2.720.02
身体の疲労3.71 → 5.86+2.150.04
睡眠3.29 → 5.57+2.280.03
鏡で見た体形2.00 → 6.43+4.43<0.01

ディオ式の強み:継続できるリアルな医療ダイエット

編集部

ディオクリニックダイエットプログラムは過度な運動や食事制限の辛さがなく、医療機器やダイエット薬で無理なく体重減少ができます。

毎週、医師や管理栄養士が参加者の状態や経過を把握し、適切な指導・処方を行うことで、安全にダイエットプログラムを進めていける形になっています。

見た目の変化が分かりやすく、日々の生活でも快適性の向上を実感することができるため、ダイエットの意欲が継続しやすいという利点があります。

これまでのダイエットの障壁となっていた食事制限・運動がつらい・結果が実感できない、といった課題が、今回のディオクリニックダイエットプログラムでは回避され、実現性が高く継続しやすい痩身プログラムとして、安全性と有効性が確認されました。

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このように、当院では信頼のおける学術誌で発表された論文等を参考に、クリニック選びの実践的なアドバイス・治療内容の解説をしております。

まぶたのクリニック編集部
美容医療の知識を持ち、施術内容や患者の疑問点を分かりやすく伝えることを専門とする。カウンセリングや施術に関わる医療従事者としての視点から、美容整形に関する実際の体験談や正しい情報を提供。リスクや注意点についても正確に伝え、読者が安心して美容医療を選択できるようサポート。
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  • 国家資格保有
  • 美容医療に関する実務経験あり
  • 大手美容クリニックにて施術サポート業務担当
  • 最新の美容医療情報に基づき記事執筆
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まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい まぶたのクリニック編集部のボックスのあしらい
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